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第一話 コネと賄賂のフィリピンには日本にない面白さがある

フィリピン刑務所

「フィリピンの事を知りたかったら監獄へ行くのが良いと言われます。フィリピンに生きる可笑しさや、気楽さ、残虐さが染み出ています。監獄はフィリピンを理解するうえで、最上の解説書になるでしょう。」

こんな風に伝え聞いていたので、一度は刑務所か拘置所の中を探索してみたいとある日本人は思っていました。そのチャンスがやってきたのが今から20年ほど前の1995年でした。

ある情報誌の企画で、フィリピンの若者を取材すると言う仕事があり、マニラに着いた彼らはキアポにある女子大生の自宅を訪ねました。白の制服を着たとても可愛らしい18歳のフィリピーナが現れたので、彼らは大喜びでした。

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刑務所と言えどコネで取材が出来るフィリピン

更に彼らが喜んだのは、彼女の家が監獄のすぐ近くに建っていたことでした。このG氏と言う日本人は危ない目に遭うのが好きな男でした。そのため、出来るだけ危ない地域を目指して世界中を取材旅行しているのに、真面目な性格のため危ない目に遭いませんでした。

それはともかく、女子大生の父親を紹介されてビックリしました。彼はキャプテンハイロでした。元警察大尉のハイロは13人もの人間を射殺していることで知られ、当時のマニラのリム市長の側近として権力をふるっていました。

娘の取材が終わると、ハイロは彼らに夕食を振舞いました。射撃の名手で評伝は映画にもなっているという彼は、「昔はアリでも狙い撃ちすることが出来た」と笑いながら話しました。

通常は監獄の中に入れるのは囚人の面会か、法務省の許可を貰った訪問者に限られます。彼ら取材者の場合は、当然のことながら正式な許可が必要です。

フィリピン刑務所

しかし、コネと賄賂が満載のフィリピンでは、正式な許可を取る人などほぼいません。正式な許可を取るのにもコネと賄賂が必要なのです。そこで彼らは、キャプテンハイロのコネで、マニラシティジェイルの中を見せて貰えないかと依頼しました。

娘の写真を美しく撮ってもらってご機嫌だったことや、射撃の腕を自慢した後だったこと以上に、自分の権力を大盤振る舞いするのが何よりも好きなフィリピン人気質ゆえに、彼は満足そうな顔をしながら「よしわかった。私に任せなさい」と言いました。

こうして彼らはマニラシティジェイルの裏手から堂々と、しかし、怖いもの見たさのドキドキする興奮をも感じつつ、拘置所の中に恐る恐る入っていきました。

続く

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