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第八話 フィリピンに住む高齢者の外観はダサすぎる

フィリピンでの老後

藤井さんはフィリピンに渡航後、フィリピン政府が発給する外国人向けの退職者ビザを取得しました。現在は50歳以上で10,000ドルの定期口座を現地で作れば取得できます。

藤井さんが取得した当時は50,000ドルが必要でした。フィリピンの金利は日本よりも高く、5万ドルを預金すれば、当時なら1ヶ月4万~5万円になりました。この利息に年金を合わせた10万円少々の収入が藤井さんの生活を支えています。

藤井さんの生活は極めて質素です。昔からの習慣で朝食は取らず、1日2食だけです。日課は、夕方に30分ほど施設の周囲を散歩することです。

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フィリピンで老後を過ごすもオシャレを欠かさない

藤井さんが転倒して怪我をしないように、フィリピン人の介護士が付き添ってくれます。と言っても二人で一緒に歩くわけではありません。20メートルほど離れた後ろから見守るようについて行きます。

フィリピン人介護士と藤井さんの散歩は、路地のような道をとぼとぼと歩きます。その路地にはたむろしているフィリピン人が沢山います。

言葉も出来ない年配の日本人が散歩するには、雰囲気は宜しくありません。しかし、藤井さんが弱弱しい足取りで歩いていても、もはや見慣れた光景のようです。

好奇の視線を投げかけたり、冷やかしをされることはありません。藤井さんはどこかに立ち寄るわけでもなく、わき目もふらず一心不乱に歩きます。

藤井さんの住むローズプリンセスホームの部屋には、ほんの少しの衣類を除けば、持ち物らしいものがあまりありません。その人生を象徴するかの様な身軽さです。

フィリピンでの老後

そんな殺風景な部屋で気になるものが二つありました。一つは山のように積まれたフィリピン製の栄養ドリンクです。

1か月に1~2回、施設の介護士に買い物へ連れて行ってもらい、まとめ買いをします。日本円で1本数十円の品物ですが、酒も飲まず、タバコも吸わない藤井さんにとって唯一の贅沢なのです。

「この栄養ドリンクは体に効きますか?」と尋ねると、「う~ん…。うん、効くよ!」と藤井さんは答えます。

もう一つ部屋で目を引いたのが、テーブルの上に飾られた額に入った写真です。近づいてみると、創価学会の池田氏の写真でした。藤井さんは創価学会の信者でした。

藤井さんがゆっくりとした動きで、テーブルの下からボロボロになった一冊の本を引っ張り出して見せてくれます。それは池田氏の古い著作でした。

また、藤井さんの外観の特徴は一目でわかるカツラです。藤井さんが外出する際、しっかりとアイロンのかかったピンクのシャツを着て、しっかりとカツラを被ってオシャレをします。

年配になりますと、外観を一切気にしなくなりがちですが、藤井さんはいつまでも自分の外観に気を使い続けるきちんとした人でした。

続く

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