<スポンサードリンク>

第一話 天ぷら屋の主人はいつもフィリピンの事を考えていた

フィリピンのゴーゴーバー

いつの時代にも女性にうつつを抜かしたり、博打に嵌ったり、酒におぼれたりして一財産を投げ出す人がいます。こういう噂話はフィリピンでも山ほどありますが、多くの人は聞き耳を立ててしまいます。

沈没していく人間の話などどうでもいいはずですが、興味津々で聞いてしまうのは、全てを捨て去ってしまう人間への羨望が入混じっているからだと言われています。

満田という日本人男性は、まさにフィリピンで沈没していった男です。満田がKTVやGOGOに入店すると女性たちは一斉に振り向き声をかけます。

icon-arrow2-r-sいつもの応援クリックよろしくお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ

<スポンサードリンク>

きちんとした職業であればあるほど、フィリピン人に嵌る

小麦色の肌をあらわにして女性たちが、満田に一斉に駆け寄ります。満田はリスのように可愛らしい前歯を出しながら照れ笑いをして、女性たちとハグをし、交流を深めます。

彼は48歳の中年ですが、彼の笑顔は本当に若々しく、13歳の少年のようでした。マニラにはいろんな夜のお店があります。GOGO、KTV、サウナ、マッサージなど多種多様です。

過激なところから紳士的なお店までありますが、お店によって客層は大きく異なります。中でも満田が気に入っていたのがGOGOでした。何軒かのお店の常連で、マニラに来て顔を出さない時がありません。

常連の店を作ると、ホステスはもちろん、スタッフたちとも交流が出来、いろんな情報を得ることが出来ます。満田はこの情報を得たいがために、常連の店を作り通っていました。

満田が得たい情報は、数か月前に嵌ってしまったGOGOの女性の行方を知りたいのと、誰が新人かと言うことでした。

GOGOの店内は赤や黄色、緑のレーザー光線が行き交い、このレーザー光線が美しいフィリピーナ達を照らしています。お客はアメリカ人、オーストラリア人、日本人、韓国人、中国人達です。

「シャチョ、シャチョ、いつきたの?」

多くの日本人が一度は経験したことがある言葉です。満田にも案内係の男が声をかけます。満田は「ンガヨ、ンガヨ(今日、今日)」と笑顔で答えます。

満田は日本で天ぷら屋を営業しています。東京で天ぷらを揚げているときも、フィリピンの事が頭から離れないほどフィリピンを愛しています。料理人の白衣を脱ぎ捨て、ジーンズにポロシャツでフィリピンに到着すると鼓動を感じます。

フィリピンのゴーゴーバー

彼の顔色は薄らと赤みを帯び、はつらつとしてきます。彼はフィリピンの血を踏むと心からウキウキしています。

案内係に200ペソのチップを渡すと、若干年齢を重ねたフィリピーナが満田を眺めました。満田はいつも店のスタッフには200ペソを渡し、知り合いの女性には1,000ペソ、新入りには500ペソをチップで渡します。

飲み始めて気に入ると2,000~3,000ペソと上がっていきます。3,000ペソとなれば、日給としてはかなり上位クラスの人間が得る給与に匹敵します。とても貧困層が得ることが出来る金額ではありません。

満田の短い胴体、リスのように可愛らしい前歯がどんなにインパクトが強いかは、想像してあまりある事でしょう。

続く

<スポンサードリンク>

記事はお役に立てましたか?
応援クリックよろしくお願いします

 

dogeza2s
にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ 

コメントは受け付けていません。

フィリピンニュース・更新情報


<スポンサードリンク>