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第15話 中高年たちを構ってくれるのはフィリピーナだけ 

構ってほしい中高年のオジサン

満田は亡くなった父親から億単位の相続をしましたが、次々と売却しました。母親が受け継いだ財産も「商売のためなら使っていい」と母から託され、とめどなく売却していきました。

残るは満田が経営している割烹料理店の、土地建物のみになってしまいました。これだけ財産が減っても満田は楽天的でした。

自分の財産が無くなっていくことに、快感さえ覚えているようでした。無意識のうちにそれを望んでいるのかも知れません。持っているモノを捨ててしまいたいと言う欲求は、人間の心の隠れた一面と言われています。

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フィリピン・スラムの子供たちに元気を貰う満田

奥さん、子供、財産、全てが大事なものですが、全てを失ってしまいたいと言う心も実は存在しています。満田は見事なまでにそれを捨ててしまったのです。まさに奈落の底へ落ちていきました。

満田に残った最後は母親でした。養母を養うために、満田は日本に居ます。昼の定食しか出さないやる気のない店をやりながら、母親と二人で暮らしていました。

母親が亡くなるようなことになれば、土地建物を売却してフィリピンに移住するつもりです。

東京の土地建物ですから売却すれば、結構な金額になります。母親の生命保険などもあるでしょう。しかし、満田の性格上、大金を持ってフィリピンに行っても困窮邦人になるのは間違いありません。

数百万円、数千万円を持ってフィリピンに渡った日本人は沢山いますが、悲しいほどに画一化、内向化している日本社会を浮き彫りにしている様に見えます。

構ってほしい中高年のオジサン

日本企業の多くは東南アジアや中国、南米、中東、アフリカなどに出ていかざるを得ない状況です。グローバル化によって国際競争価格を強いられる事業は、中小企業と言えど出ていかざるを得ないのです。

天ぷら屋の主人は国際競争とは無縁です。中国産の天ぷら、フィリピン産の天ぷらを勝負をすることはありません。ある意味、日本で生き残れるのは、内需成長期の企業かもしれません。

国内に天ぷら屋として残るのは内向きではありますが、淡々と天ぷらを揚げて、地味な生活をすれば十分に食っていけます。しかし、満田のような男は、活気のあるフィリピンに振れたくて仕方がないのです。

そしてフィリピンと言う国は満田のような男が嵌りやすい国です。母性的で、人々は開放的で、そのうえスラムがあるからです。そこでなら自分の居場所を感じることが出来るのです。

「自分の居場所がある=構ってもらえる」を求めている中高年の多さは尋常ではありません。家庭でも会社でも居場所がない中高年がフィリピーナに嵌りまくるのは、心の居場所を見つけたからとも言えます。

フィリピンと言う心のよりどころを見つけたものの、貯金を食いつぶしてしまい生きていけなくなってしまうため、困窮邦人に落ちていきます。

今後の日本は心のよりどころがない高齢者が爆発的に増えます。彼らは日本以外に拠り所を探し続けるでしょう。

終り

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