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第七話 セットアップした日本人も鈴木さんの死刑判決にビビった

詐欺師のフィリピーナ

鈴木さんの弁護人は、死刑判決後に裁判官へ申し立てたり一審のやり直しを請求しましたが、却下されてしまい、1995年6月にバコロドの拘置所からモンテンルパ刑務所に移送されました。

この事件はKが策略し、妻を通して麻薬捜査局長を抱き込み、鈴木さんを嵌めたのはほぼ間違いないと言っていいでしょう。鈴木さんを国外追放してしまえば、Kは彼に対して借金を払わなくて済みます。

更に、釈放する代わりに300万円を鈴木さんから取れば、麻薬捜査官や軍の上層部にリベートを払ったとしても、いくらかはKの手元に残ります。

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セットアップの裏には必ず困窮邦人が見え隠れする

Kは日本食レストランを経営していましたが、家賃滞納をしていて首が回らない状況で、すぐに金が必要でした。Kはバコロドの有力者と親しく付き合っていたので、こうしたセットアップを思いつくのはたやすいことでした。

もしそうであれば、鈴木さんが空港で受け取ったボンボンビアヤの箱の中に入っていた大麻は、麻薬捜査官が揃えたものに違いありません。フィリピンでは押収した麻薬や警官が売るのが常識ですから、こんな話は沢山あります。

釈放の条件として300万円が要求されていますが、事情通によれば、これはフィリピンにおける日本人への要求額の相場だそうです。警官に逮捕された時、決まったように300万円と当時言われたそうです。

日本人なら300万円をそれほど苦も無く工面できると思われていて、仮に工面できないと言ってもなかなか納得してくれなかったそうです。Kにすればかりに300万円は取れなかったとしても、拘置所に入れてしまえば鈴木さんの両親や友達が100万~200万円は準備するだろうと思っていました。

Kはまさか、死刑判決がくだされるとは夢にも思っていなかったでしょう。

なおKと妻の間には娘がいました。Kは鈴木さんが起訴されるとサッサと日本へ帰国し、妻は新しいフィリピン人男性と娘と暮らしているそうです。

詐欺師のフィリピーナ

フィリピンではお人好しの日本人が、フィリピン人の笑顔とノリにやられて騙されることがよくあります。しかし、鈴木さんのように金に困っている在比の困窮邦人の策略に引っかかって金を取られる場合もあります。

統計がありませんのではっきりとは言えませんが、半分以上のセットアップには日本人が関わっていると言われています。

実際に日本人を嵌めたことがある日本人が「フィリピン特有の仕事のやり方は、トレスと言ってね」と話します。トレスはスペイン語の「3」ですが、「1・2・3」で騙すそうです。

弓を引くように「1・2・3と段々強く引いて、騙すんですよ」

彼はフィリピンの裏の裏まで知っている日本人です。日本人なのに市長や議員など権力者の息子たちの仲間の一員だったことがあります。仲間と言えば聞こえはいいですが、彼らは不良で一家のはみ出し者、評判の悪い奴らです。

権力に巣食って様々な悪事を働いています。

続く

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