<スポンサードリンク>

第九話 汚い金でも綺麗な金でもフィリピンでは独り占めは命取りになる

セットアップ・フィリピン

Kが鈴木さんにやった方法もトレスに当てはまるでしょう。①250万円の借金をし、②大麻所持で国外追放にするので借金の返済は必要なく、③釈放に必要な金として300万円を取るパターンがトレスです。

そして取った金はみんなで分けます。もし、仮に鈴木さんがKに300万円を渡していたとしたら、その金はどんな風に分配されていたかが気になります。

内部の事情に詳しい人によりますと、ナルコム(麻薬捜査局)が150万円、フィリピン空軍が100万円、Kは多く貰ったとしても30万円ぐらいだろうとのことです。

icon-arrow2-r-sいつもの応援クリックよろしくお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ

<スポンサードリンク>

トレスの手順で鈴木さんは嵌められたのか

残りは警察などの手に渡ります。ただし、空軍のトップが金に綺麗な人格の持ち主で受け取らないとなると、ナルコムと空軍の部下たちで金の奪い合いになります。

お金の授受はナルコムの下っ端がやり、それを上へ上へと上納します。300万円の金は総勢で20人以上の人に渡ります。フィリピンの場合、善意の金であっても、悪意の金であっても独り占めは絶対に許されません。

バコロド空港は田舎の飛行場ですから、とてものどかでした。カウンターの壁にはヤモリがちょろちょろと動いたり、ジッと止まってこちらを伺っているようでした。

空港内にはコーヒーショップや売店もなく、外にでると左側にはカイナンが、右側には土産物屋が5件ずつ立ち並んでいました。土産物屋の方に歩いて行くと、客引きがやってきます。

露店風の店の軒先には豆菓子、バナナチップスなどが並べられていましたが、一番目立つところにバコロド名産のボンボン・ビアヤの箱が積み重ねてありました。

フィリピンの詐欺師たち

一箱100ペソのボンボンビアヤが、鈴木さんを奈落の底に突き落としました。このボンボンビアヤの箱が鈴木さんがいたモンテンルパ刑務所の監房の片隅にありました。

「これはね、リッチ―がバコロドから買ってきたんです」と鈴木さんが話します。鈴木さんはこの箱の中身を知らなかったのでしょうか。もしかして知っていたのではないかと疑ってしまう面があります。

それは、Kが名古屋に住んでいる鈴木さんに電話をして、「お金を返す」と言ってバコロドまでわざわざ金を取りに来させた時、現金ではなく大麻で返そうと思ったのではないかという疑問です。

鈴木さんは金に困っていましたので、大麻であってもお金になればいいと受け取った可能性が全くないとは言い切れないのです。

しかし、同じように金に困っていたKは、その大麻を取り戻し、更に鈴木さんから釈放のための300万円を引き出すためにワナを仕掛けたのではないかとも考えられます。

この憶測に対し、鈴木さんはこんな風に答えます。

続く

<スポンサードリンク>

記事はお役に立てましたか?
応援クリックよろしくお願いします

 

dogeza2s
にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ 

コメントは受け付けていません。

フィリピンニュース・更新情報


<スポンサードリンク>