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No.5 妻に年金をむしり取られるならフィリピンで独身の方が幸せ

カップル・年の差

冬次さんが息子夫婦と孫と食事をしていると、突然携帯電話がなります。フィリピーナと連絡を取るために携帯電話を買いましたが、息子夫婦に教えていませんでした。

携帯電話の音に反応したのは息子の奥さんでした。息子の奥さんは40歳を超えた頃ですが、とても魅力的な女性です。まさか自分の息子がこれほどよい女性と結婚するとは夢にも思っていませんでした。

息子が結婚した当時、冬次さんと奥さんの関係は冷めていましたので、別の部署の女性社員と浮気をしていました。冷めきった関係の夫婦を見かけると、あんな風にはなりたくないと思います。

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老後も仲が良い夫婦はほとんど存在しない

携帯電話を見ると見たことがある番号です。レックという女だと思いだしたので、すぐにスイッチを切りました。あとでこちらからかけ直せば十分ですし、今ここで電話に出れるはずがありません。

「いや、いろんなものに挑戦してみようと思ってね」と苦し言い訳をしながら冬次さんは答えます。「携帯電話なんか持たないつもりだったが、持ってみると便利だな」というと、嫁は首を傾げながら息子と顔を見合わせようとしますが、息子は知らぬふりを装い、「長電話は体に良くないから気をつけてな」と言いました。

冬次さんは日本ではもちろん、フィリピンに来た当初も出歩くときに便利だからと、息子夫婦から勧められました。しかし、携帯電話は鬱陶しいからいらないと頑なに拒否していたにも関わらず持っています。

今回買った携帯は息子夫婦に対して内緒にしつづける予定でした。しかし呼び出し音が鳴ってしまったらどうしようもありません。

そうしているうちに、またかかってきます。嫁さんが「どうぞ出てください」というと、「じゃ、ちょっと話してくる」といってその場を立ちました。廊下に出て通話ボタンを押すと「パパァ~」と声が聞こえます。

息子夫婦に「パパァ~」という声を聞かれたら大変です。

「どうしたの?」「今日はお店で会えない?」「そうだな、今日はちょっと忙しいんだよ」「お願い、パパ、助けて、夜の九時に来て!」「う~ん、そうだな、出来るだけ行くようにするよ」「待っているね、I love you ~」と年齢差50歳の男女の会話です。

カップル・年の差

席へ戻ると、知り合いの日本人からだと取り繕いました。日本料理が美味しい居酒屋で知り合った同年代の男性で、また店で一杯やらないかという誘いだとでまかせいうと、嫁は納得した顔をしていますが息子は嘘つけと言わんばかりの表情です。

日本人の同年代男性でしたらその場で電話に出ればいいものを、わざわざ席を離れるあたりが、相手がフィリピーナだとバレバレです。

「おじいちゃんはお酒が好きだもんね」「そうだね。フィリピンにも美味しいお酒を飲める居酒屋があってよかったよ」と孫娘の会話が助け舟になりました。

実際、フィリピンや海外に移住すると日本酒や日本食が恋しくなります。しかし輸入品ですから値段が高くなり、年金暮らしの日本人にとってフィリピンにある日本の居酒屋は高級です。

さらに日本からフィリピンに輸出して日数が経過していますので、同じ銘柄でも日本で飲むよりも味が落ちてしまいます。普段は口に合うフィリピン料理とサンミゲルライトで充分ですが、居酒屋に立ち寄ったからには魚と日本酒です。

冬次さんが懇意にしているフィリピーナは日本食好きですから、2人でちょくちょく居酒屋へ行きました。

夜の9時を回ろうとしていました。会食をはじめて2時間が経過していますから、そろそろお開きにしてフィリピーナに会いに行かなければなりません。冬次さんは息子夫婦と今度会うのは半年後でもいいと思っていました。

携帯電話の番号を教えろと息子がいうので、やむを得ず教えましたが、ちょくちょく連絡されては困ります。

「また、会おうね」という孫娘に、そうだね、お爺ちゃんはミキちゃんと会えなくても幸せに暮らしているから心配いらないよと、遠回しに言いました。息子は老人の孤独死が流行っているから、ちょくちょく連絡するからと言います。

嫁さんも、その方がいいですよと後押しします。必要であればお掃除もしに行きますからという嫁に対して、「あなたは駐在の奥さん方とのゴルフが忙しいでしょ」と軽く嫌味を言いました。

フィリピンに来れば、ドライバーとメイドがあてがわれますから、駐在員の奥さん方はセレブな生活ができます。駐在員の嫁さんばかりで集まっては、お茶会だのゴルフだのと遊びまくっていると息子から聞いていました。

そんなことを思い出していると、ふと自分が以前から思っていることを口に出しました。

息子に「お母さんに、毎月、年金の一部ではなく半分を俺の口座に移すようにお前から言ってくれ」と伝えます。冬次さんの奥さんは夫が苦労して勤め上げて得た年金の殆どを手にしていて、あまり振り込んでくれません。

カップル・年の差

退職金の半分は自分のものにしましたが、この調子だと退職金を切り崩し続けると底ついていてしまいそうです。老後の財産は夫婦仲良く半分ずつだと息子は言ってくれていますが、強欲な妻は手強くお金を手放しません。

専業主婦とは言え、ありとあらゆる趣味は主婦同士の活動に励み、夫の給料を使えるだけ使ってきました。夫が海外へでるというので、それも生活費がかからないフィリピンだと聞いて、これ幸いと喜んだ妻です。

旦那がフィリピンに移住すれば年金は余る可能性があり、家でゴロゴロしている夫が目障りでした。息子のフィリピン駐在は冬次さんにとっても、奥さんにとっても素晴らしいできごとだったのです。

ただ、冬次さんはフィリピンがこれほど老人に温かく接してくれるとは思いもしませんでした。

続く

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