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第五話 過酷な環境で育つ子供たちの夢を潰すことは言えない

ストリートチルドレンの多くは教育も受けていませんし、ドラッグにやられていて朦朧としています。冷静に考えれば、彼らの過酷な環境下でミュージシャンとして成功する人間が出てくる可能性は、恐ろしく低いでしょう。
 
しかし、街角で歌ったり演奏して食いつなぎないでいる彼らから、成功した先輩がいると言う話を聞きます。彼らが成功したと言っているミュージシャンの話は、彼らの願望と妄想が入り混じった都市伝説の可能性が高いのです。
 
最初は貧困から這い上がり、歌手になって成功した人がいたのかも知れません。しかし、次第に話が『歌手の本当の過去はストリートチルドレンだったらしい』となり、ついには『彼は僕たちのグループの先輩だった』となった可能性が高いのです。
 
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現実を突きつけるのが正しいとは限らない

 
話は人をまたげばまたぐほど変わっていきます。子供たちの話も引き継がれる回数が多いほど、自分たちの願望や思いが加わってしまい変わります。
 
自分たちは今とても貧乏で辛い生活だが、必ずミュージシャンとして成功した先輩のようになれると信じることが、皮肉にも妄想と現実をごっちゃにしてしまっているのです。このごっちゃになった話が語り継がれているのです。
 
子供たちは小銭が手に入ると、気を紛らわすためにシンナーを買います。常習性がありますので、食欲よりもドラッグに傾倒してしまいます。そんな彼らを見ながらフィリピン人が言います。
 
ストリートチルドレン・マニラ
 
『彼らが歌手になって成功できるとは思えない。目は朦朧として意識も飛んでしまっている状態で、どうやって音楽が出来る?下手すれば数年後には命を落としているだろう。残念ながら彼らは妄想の話をしているようにおもう』
 
フィリピン人の言う通りではありますが、個人の思いとしては子供たちが話した『貧乏でも成功出来る』というストーリーは存在してほしいです。仮に存在しなかったとしても、彼らに『成功などするはずがない』と言えるはずがありません。
 
彼らが私に『ミュージシャンとして成功できるかな?』と聞けば、『努力すればできると思う。頑張れ』と声を掛けるでしょう。彼らの過酷な境遇に、更に厳しい現実を告げることはさすがに出来ません。
 
厳しい現実をわからせるのも教育の一つですが、果たして子供たちに現実の辛さを話せる人がどれぐらいいるでしょうか。殆どいないように私は思います。
 
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