<スポンサードリンク>

第十三話 困窮邦人が日本に残した親は脳梗塞になり独居老人

高齢者・独居・貧困

日本にいる時に罪を犯したり、家族や知人に迷惑をかけてフィリピンにやったきて困窮邦人がフィリピンにはいます。この困窮邦人が迷惑をかけるのは大抵家族です。S氏は暴力団から借りたお金を返済できずにフィリピンに逃亡してきました。

このS氏には日本に住む父親がいます。父親は日本で独居老人として、生活保護をもらいながら暮らしています。しかも父親は寝たきりの状態で暮らしています。

父親は数年前に脳こうそくで倒れ、体の右半身が麻痺してしまいました。誰かの介助なしには生きていくことが難しい状態です。そんな父親をS氏は置いて、フィリピンで困窮邦人として生きています。

icon-arrow2-r-sいつもの応援クリックよろしくお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ

<スポンサードリンク>

フィリピンでホームレス状態の男に何の情けも必要ないかもしれない

父親は「あの息子にはほんとに散々だよ。私の貯金を全部使い込んで、暴力団にまでお金を借りて…。終いにはどこかへ突然いなくなってしまって、尻を拭くのは親ですよ…。」と悲しそうに話します。

「息子が使い込んだ金額は3,000万円は超えていたよ。会社の預金、私の預金などを女や飲み代に使ったみたいだね。更に会社の備品や資産なんかも売ったみたいだ。あいつは付き合ってた友達が堅気じゃない人ばっかだったから、嵌められたのもあるだろうね」

父親が脳梗塞になり、父の会社をS氏が継ぐことになったのです。しかし典型的な2代目の馬鹿ボンボンでした。

そんな馬鹿息子でも、やる気を出して会社を運営してくれると父親は思ってしまうものです。馬鹿な息子ほど可愛いといいますが、可愛いだけでは会社を経営していけません。

父親には奥さんがいましたが、既に亡くなっています。奥さんが亡くなる前は、父親に対して献身的に体に良い物を作っていました。しかし奥さんが亡くなると、食生活が乱れてしまい酒が増えました。

独居と家族暮らし

こういったことが災いして、父親は脳姑息になってしまいました。父親には何の希望もない、暗い老後しか残されていません。

それでも生活保護を貰い、ヘルパーさんに世話になりながら日本では生きていけます。フィリピンでは生活保護などありませんから、ホームレスは大人から子供までいます。

1日に三食食べれる貧困層はほとんどいませんし、食べれたとしても粗末なものです。そんな極貧なフィリピンの貧困層たちですが、彼らはあっけらかんとして生きています。

貧困層として絶望的な生活ではありますが、意外に笑顔があり、雰囲気は暗くありません。(決して明るくはないですが)

日本人とフィリピン人の性格の違いでしょうか。日本人が困窮して落ち込んでしまうと、かなり落ち込んだ感じになります。父親に笑顔は全くなく、ただただ絶望しかないように見えます。

父親が会話できるのは週に数回来てくれるヘルパーさんだけです。ヘルパーさんも父親だけを介護しているのでありません。介護士てほしい人が大勢待っています。

ですから、ある意味業務的にならざるを得ません。父親はヘルパーさんとお茶でも飲みながら会話をしたいのですが、そういったことは出来ません。どうしてもしたいのなら料金を払わなければなりません。

ここに、日本で独居老人として過ごす究極の寂しさが見えます。

彼は元々経営者ですから、仕事をしたくて仕方がありません。しかし右半身不随の高齢者を雇用したい会社はありません。自分で何かしようにも資金が無いですし、体も不自由です。

「生かされている」といった言葉が適切かもしれません。

続く

<スポンサードリンク>

記事はお役に立てましたか?
応援クリックよろしくお願いします

 

dogeza2s
にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ 

コメントは受け付けていません。

フィリピンニュース・更新情報


<スポンサードリンク>