
フィリピン人の殆どが信仰しているのはカソリックです。スペイン統治時代の影響が色濃く残っていて、国民の80%はカソリックだと言われるほどです。
ミンダナオの南部に行くとイスラム教信者がいますが、ごく少数で国民の5%前後です。当時、スペイン統治を何とか逃れようとした人たちがイスラム教の人が多いようです。
日本人は無宗教の人が多く、お盆やお彼岸、お正月にお墓参りに行くぐらいなので、フィリピン人が頻繁に教会に行くのを見ると、感心するのと同時に、神を崇拝し過ぎだろ思います。
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我々には無いフィリピン人の宗教観
フィリピンの地方へ行けばいくほど敬虔な信者が多く、毎週日曜日の朝は教会周辺がごった返します。下手すれば町の中心から人がいなくなり空っぽになるほどです。
我々がお世話になっているGROにも敬虔な信者がいます。夜中までドスケベな日本人や韓国人を相手にして疲れているのに、翌日の朝から教会へ行ってお祈りをします。
真面目だなぁと思う反面、そのエネルギーを別の方向へ向ければ、もっと楽な生活が出来ると思った回数は数知れずです。敬虔な信者たちを色眼で見るわけではありませんが、我々の価値観から大きく外れている光景を目にします。
何か妙な病気や不可解な出来事に出くわすと、病院に行くよりも有名な占い師の下へ駆け寄って頼ろうとします。神にお願いごとをすることは日本人もありますが、クリスチャンやイスラム教のように、しょっちゅうお祈りをすることはありません。
もっと現実的ですし、自分の今の現状は自分が招いている結果です。努力、勉強、研究、自己責任論が日本人は強いですから、神頼みする人が少ないのも頷けます。
クリスチャンにとって1年で最も大事な儀式がクリスマスです。日本人はクリスマスよりも正月の方が大事ですが、最近はお正月も以前ほど重要視されない儀式になっています。
しかし、フィリピンでは何がなんでもクリスマスが大事です。10月になればモールなどにクリスマスの飾りが満載です。世界中で最も長いクリスマスを過ごすのがフィリピン人と言われているぐらいです。
宗教を信じることで何かが好転すると思ったり、感謝することが決して悪いとは思いません。むしろ素晴らしいことだと思います。しかし、フィリピン人のやり方で一つ気に入らないことがあります。
それは誰かが亡くなった後は博打を堂々とやっていいと言う訳のわからない決まりです。しかも、亡くなった遺体のすぐそばで結構な人数で博打を楽しんでいます。
フィリピンの習慣だから仕方がないと言えば仕方がないのですが、『亡くなったから博打をやっていい』はあまりに不思議すぎて全く理解できません。
国の全てを気に入ることなどあり得ませんから仕方ないのですが、それにしても不思議な習慣です。
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