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第25話 フィリピンで架空の自慢・妄想話をする人はイタイ人が多い

鬱病・困窮邦人

カズユキは妄想を流暢に話します。フィリピンに関わる人の中に、妄想と現実の区別がついていない人をたまに見かけます。「こんな商売が儲かる、こんなことが出来る、こんな人脈がある」とよく聞きます。

大してなにもの出来ないのに大きなことを言うのは、相手を信じさせるための詭弁なのです。同時に、そうなったらいいなぁという妄想なのです。

ストリートチルドレンが小銭をじゃらつかせるのを見かけます。そんな姿を困窮邦人たちは「俺より金持ってる…」と思いながら見ています。カズユキもまさに典型的な困窮邦人でした。

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困窮邦人たちは軽いうつ病にかかっている場合がある

彼の頭の中には活躍した頃の自分と、困窮邦人の自分が存在しています。大学では法学を学び、証券マンになって資本主義の喧嘩にひれ伏し、儲け一筋に生きていたカズユキ。

カズユキのの思考と言動は、フィリピンと言う環境にあって、まるで機能していませんでした。ジャングルの中に自動販売機を設置するのと同じで、資本主義の理由を振りかざしたところで誰もコインは入れてくれません。

フィリピンと言う土壌で汗をかいて、クワを入れ、種をまき、仲間を増やさないと1ペソも儲けることはできません。困窮邦人たちはこれが出来ません。

日本人や女性たちにたかって生きていくか、ホームレス状態になり、どうしようもなく生きていくしかできないのです。自分を直視して、今できる事、すべきことを冷静に考えることさえできなくなっています。

困窮邦人・フィリピン

自分がカスであることを直視したとき、新しい自分を発見することが出来るでしょうか。それとも、フィリピンの最下層で生きる一人として、屈託のない笑顔を持った人間に変わっていくのでしょうか。

それともマニラのどぶの中で、静かに亡くなっていくのでしょうか。

「カズユキ、今日泊まるところあるの?」「いや、ないんだよ」「じゃ、家においでよ」「ありがとう」

カズユキはこんな言葉をかけてもらっていました。煙草を一本貰って、匂いを楽しみ、2日ぶりに吸うフィリピン製のマルボロを何と旨いと思ったでしょうか。

泊まらせてもらった部屋には扇風機があります。なんとベッドもあります。カズユキは久しぶりに両手両足を伸ばし、柔らかいマットの上で寝ることが出来ました。久しぶりに小さな幸せを感じたのでした。

終り

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