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第23話 困窮邦人は日本人観光客を常に探して嵌めようとしている

フィリピンの困窮邦人

カズユキは気性の悪くない女性と結婚したいと思っていました。ビザは既に切れていてオーバーステイになっていますので、身分を切り替えるためにはフィリピーナとの結婚が一番手っ取り早く解決できます。

彼はキャンディの部屋で寝ていました。すきっ腹にビールを飲んだのがこたえてすぐに眠ってしまいました。3人の男たちはまだビールを飲んでいました。

外に出るともう、南国特有の生暖かい夜が辺りを薄黒色に染めていました。カズユキはエルミタをぶらぶら歩きました。ジプニーに乗るお金もありませんでした。

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素晴らしい外面を持って詐欺を働く困窮邦人もいる

青白い月が出ていて、マラテ教会の古い石壁を照らしていました。教会前の公園にはハイヒールにボディコン姿の女性がチラホラ歩いていました。通称アリストクラット前と言いました。

仕事に就けない若い女性や男性が沢山いました。聖と欲とが並存している異様な光景に彼はどこかほっとして歩き続けました。

夜10時を過ぎると彼は、エルミタにある夜の店を訪れます。今でいう○○カフェのようなモノです。一見するとレストランとバーが同じようになった感じですが、来ている客は別の目的があります。

それぞれが自分の欲望を求めるために、この店にやってきます。片方は生活のため、片方は自分の欲望を満たすためです。

基本的には二つの目的が合致するフィリピン人と日本人や外国人がやってきていますが、別の目的でやって来る人もいます。困窮邦人や困窮外国人が彼らが持つ別の欲望を満たすために来ます。

カズユキは困窮邦人ですから、困窮邦人なりの目的があります。

フィリピンの困窮邦人

1.金がないときに、実入りがあったフィリピーナに飯を奢ってもらう

2.寝ぐらが無いとき、泊めてくれるフィリピン人を探す

3.日本人のカモを見つける

マニラにはカズユキのような困窮邦人が今も昔も沢山います。彼らは言葉のできない、そこそこ金を持った観光客の日本人をターゲットにしています。

誰も認めていないのに自分をフィリピン通として観光地のガイドをして小銭を稼いだり、フィリピーナを紹介したり、儲かるかわからない商売を提案して儲けようとします。

こうした類のレストランだけではなく、ショッピングモール、日本食レストラン、ラーメン屋、ホテルのロビー、カジノなどで、フィリピンで困窮した男たちが、日本から来た観光客を獲物にしようと狙っています。

これがエスカレートすると大きな詐欺を働くようになります。有りもしないような、到底利益を生まないような架空のビジネスを提案して投資をさせます。最も多いのがKTV、日本食レストランの開店、不動産関係です。

「社長、いま、マカティに良物件があります。マカティのKTVとか日本食レストランは駐在員でいっぱいです。店が全然足りてないんですよ」

続く

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