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第二話 フィリピン人は人に施しをするのが大好きな国民

フィリピン・友達・カイビガン

困窮邦人の彼が彼女と会ったのは、夜明け前にロハス通りを渡ろうと、ブラブラしているときでした。「何してる?」と仕事帰りのフィリピーナが声をかけてきました。彼の名前はカズユキでした。

そのカズユキに対して「カス」とフィリピーナは呼びます。タガログ語ではZの発音をしませんので、カズユキのカズがカスになってしまうのです。フィリピーナに意図的思いはありませんでした、彼は確かにカスでした。

大手の日系企業の現地駐在員のような”まともな”日本人はカズユキのような日本人を、不良日本人、屑日本人と呼んでいました。

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フィリピンでは気が合えばすぐに友達になれる

不良日本人がやる事と言えばポン引き、浮浪者、女のヒモ、セットアップ、旅行者からのお恵みなどです。詰まる所は住所不定、所持金ゼロ、仕事無しのどうしようもない人達で、マニラのゴキブリとさえ言われています。

そんな男たちがマニラのいろんな所で、フィリピン人の世話になって暮らしています。フィリピン人の世話になって暮らしているにもかかわらず、プライドだけは一丁前で、フィリピン人を見下しますので人として終わってます。

フィリピンでは男が働かなくても、後ろめたさを感じなくても済む環境が出来上がっています。右を向いても上を向いても、金のない人に憐憫の情を感じて食わせてあげることに、自分の幸せを感じる人がごまんといるのです。

そういった人に媚びれば、いつまで経っても食えますし、逆にいつまで経っても自立することが出来ません。日本であればヒモと聞いただけで、軽蔑の対象ですが、フィリピンでは違います。

ヒモと聞けば、「どうすればヒモになれるんだ?」とヒモになる方法聞きたがる始末です。恵んでもらう生活を恥じる文化ではないのが大きな特徴です。

フィリピン・友達・カイビガン

その代わりに自分の懐にお金が入った時は恩返しを忘れません。返礼の気持ちさえ持っていれば、堂々と浮浪した生活が出来る環境です。こういった意味では日本の浮浪者よりも楽しく、人間らしく生きています。

ただ、マニラで浮浪者をしている日本人には、返礼の気持ちが少なく、虚言癖が多いのが現状です。常に金をだまし取ってやろうとする気持ちが満載で、恩を返すと言う志がありませんので腐っています。

彼の場合も似たような点がありカスでした。一応彼自身は、他の不良日本人と比較しても、志があり、返礼の気持ちを捨てていないと思っていました。彼には住むところがありませんので、知り合いのトトのところに泊めてもらいます。

マニラ湾でバンカと呼ばれる小舟をこいでいるトトからビーチチェアを借りて、浜辺で眠ります。そうすればただで眠ることが出来るからです。マニラ湾には外国船籍の大型船が黒い巨体を浮かべて停泊しています。

大型船から陸地まで船員を運んだり、逆に夜の商売女性を船まで運んだりするのがトトの仕事です。カズユキが訪ねると、いつも笑顔いっぱいで迎えてくれて、ビーチチェアを貸してくれます。

カズユキに声をかけたフィリピーナも、フィリピン人特有の愛想の良さで誘いました。「泊まるところ無いんなら、家においで」

相棒のフィリピーナも「うちにおいでよ」と言ってくれます。二人はパサイ市にあるゴーゴーバーで働いているウェイトレスで、カズユキは何度か話したことがあっただけの付き合いでした。

フィリピンでは話をして気が合えば、すぐに友達(カイビガン)になり、カイビガンに泊まるところがないとすれば、すぐに「アコの家に泊まりに来い」と言ってくれます。

続く

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