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第三話 日給200円のフィリピーナの優しさに触れる困窮邦人

フィリピンのスラム

フィリピン人は依存心が強い民族ですが、お節介な人も多いです。困窮邦人と言われる屑な人たちを可哀想と思って、自分の家に泊めてくれる人は沢山います。カズユキはそういったフィリピン人の性格を把握していました。

例えどれだけボロイ家であろうと、潮風に晒されてピーチェアに横たわっているよりは、屋根のついた家の中で寝る方が熟睡できます。屑の日本人であるカズユキは、1年半にわたる不労生活で知り抜いていました。

ロハス通りを超えて海べりに出ると、広大な埋め立て地に出ます。バロンバロンと呼ばれる粗末な掘立小屋が所狭しと並んでいます。

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どんなに貧乏でも世話を焼いてくれるフィリピン人

フィリピンの田舎から出てきたものの、仕事を見つけられない人が殆どです。仕事を見つけられない人にとって、マニラの家賃はあまりにも高すぎます。彼らは空いてる地面を探して、角材を土に突っ込み、ベニヤを張り、トタン屋根をくっつけて家を勝手に作ります。

そうして出来上がったのがスクウォッターです。マニラのあらゆる地域でスクウォッターがありますが、そのスクウォッターがコミュニティとなり、住所が与えられ、所有権が発生してきます。

そうなるとスクウォッターがスラムへと格上げになります。スラムと言えば我々の感覚ではまさにスラムですが、フィリピン人の感覚でいえばれっきとした住宅地です。ですからフィリピン人はスラムと言う言葉をあまり使いません。

カズユキが泊まらせてもらった所は、掘立小屋で、住んでいるフィリピーナ二人は1か月300ペソで借りています。水道もトイレもない、犬小屋同然の小屋でも家賃だけはきっちり取られます。

田舎から出てきた10代の子が毎月、家賃を支払っていくのは本当に大変なことです。殆どの女性が水商売へとあっさり流れていきます。それでも若さ満載の二人はこんな風に言います。

フィリピンのスラム

「アコね、田舎から出て来て、友達の紹介でGOGOのダンサーになったの。でも、1日でやめちゃった。どうしても踊れなかったの。給料は安いけどウェイトレスになったの」

GOGOのお店でウェイトレスをやっても、1日60~100ペソです。どれほど少ない給料で彼女たちが生きているかが想像できると思います。多くの日本人は彼女たちの生活を知らずに接します。

しかし、屑の日本人であるカズユキは、同じような生活をしていますので、骨身にしみるほどわかっています。フィリピンにおいて労働力の安さはまさに異常で、不条理を超えて愚弄と言ってもいいかもしれません。

そんなギリギリの生活をしている彼女たちが、「アコの家に泊まれば?」と言ってくれるのです。これほど嬉しいことはないでしょう。

続く

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