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第四話 外から見れば貧乏でも自由奔放で楽しいフィリピンライフ

フィリピン通り、街角

どれほど貧乏であっても、自分より貧乏な人がいればご飯を食べさせてあげたり、家に泊まらせたりするフィリピン人がいます。カズユキという屑な日本人でも、可哀想と思えば助けてくれます。

カズユキを助けた二人のフィリピーナには、寝るところがありますので、それだけで幸せです。貧乏は外から見れば悲惨に感じますが、内側にいれば、意外に自由気ままで享楽的だったりします。

若いフィリピーナの家に日本人男性が宿泊し、男女関係があるわけではありませんが、それはそれで楽しい出来事でした。フィリピーナたちが近くの屋台から、ご飯と魚の干物やアドボを買ってきました。

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困窮邦人の多くは内面、外観ともフィリピン人化している

これだけで70ペソほどです。カズユキがいますので、彼女たちは奮発してくれました。食器などと言った洒落たものはなく、三人はカマヤンスタイルで食べました。カマヤンとは、指先を器用に使ってご飯を固め、食べるスタイルです。

カズユキは慣れた手つきで、ご飯とおかずの入っている小さなビニール袋を広げ、端を折って丸めました。そうすると袋の小さな口が大きくなり、手を入れやすくなります。

日本に住む日本人には出来ない芸当ですが、カズユキはすでに米粒を一切落とさず、口に運べる技術を持っていました。

「今度、レストランに連れてってやるからな」

二人のフィリピーナは満面の笑みを浮かべて、彼を送り出し、日本人の男を持て成したことに、深い満足感を覚えていました。

外に出ると厚い熱気がむんむんと押し寄せてきます。フィリピンには季節が二つしかありません。夏と雨季です。雨季に入りかけたところ、それでも晴れて日がさせば、じりじりと肌が焼けます。

フィリピン通り、街角

日差しが強すぎて、辺りは白くぽぉっとかすんで見えました。裸の子供が駆けずり回り、フィリピーナたちは洗濯をし、男たちはギャンブルをしたり、バスケットボールをしていまいた。

カズユキはそんな光景を見ながら、海の方へと歩きました。乳面はごみの埋め立て地ですから、まるで不毛でした。草花の代わりにビニールやポリ袋のひらひらとして切れっ端が至る所で潮風になびいていました。

強い光で頭がくらくらしたカズユキです。ちょっと歩いただけで息が切れます。かつてボクシングで鍛えていた体は、伸びたイカのようになっていました。

幾ら焼いてもすぐに白く戻っていた皮膚は、すっかりフィリピン人のように浅黒くなり、影の濃い皺さえ刻まれていました。誇りや垢がシワの中に溜まって、一本一本のシワがより黒く見えます。

まさにフィリピン人に変貌しつつありました。

続く

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