第10話 世界トップクラスのパスポートを思う存分使う生活

世界最強の日本のパスポート

近隣のフィリピン人からバカにされていて日本人が、拙い英語とタガログ語を使って反撃しました。その時はフィリピン人達は彼の勢いに圧倒されました。大人しいどうしようもない日本人が激怒したので、余計に驚いたのでしょう。

怒鳴ったおかげで、面と向かって彼を馬鹿にする人間はいなくなりました。しかし、しばらくすると陰湿な嫌がらせが始まりました。猫の額ほどの庭にゴミが投げ込まれたり、玄関に釘をばら撒かれたりしました。

同胞であるフィリピン人からの嫌がらせに彼女はウンザリしていました。日本人が外国人の超富裕層の嫁を日本で貰って、優雅に暮らしている中、近所の日本人がやっかみで嫌がらせするのと同じです。

第九話 フィリピン人にバカにされる日本人が怒りの鉄拳

フィリピンの通り

彼はフィリピン人妻と姉妹の家を転々としましたが、彼が日本人と言うことで金の無心をされ続けました。彼の事情を知らずに金の無心をしたり、日本人と結婚して上手くやりやがったとやっかみを言われ続けました。

妻は彼の事情を知らない周りの人に嫌気がさし、ついに自分の母の家を間借りさせてもらうことにしました。母と言っても実は継母で、血は繋がっていません。

父はすでに他界していました。彼女が幼いころに継母がやってきたのですが、非常にケチでロクにご飯も食べさせてもらえなかったと言います。

第八話 日本人は金持ちだと言う神話はフィリピンに根強く残っている

フィリピン退職者ビザ

自分の姉妹が金の無心をするようになり、彼女は姉妹たちと接触することに抵抗を感じていました。しかし姉妹は決して悪い人ではなかった。富を持つモノが貧乏な人間に分け与えるのが当たり前だと思う国民性です。

ですから姉妹の行っている行為は、普通のフィリピン人が行う行為なのです。彼が日本人でなければ姉妹たちも、お金を借りに来ることもなかったかも知れません。しかし、彼はやはり日本人なのです。

第七話 3,000ドルを渡したばっかりにフィリピン人家族が豹変した

フィリピンペソ

彼と彼女のマニラでの生活は順調に始まったかに思えました。しかし、彼女と彼女の姉の間に確執が生まれていました。彼と両親がフィリピンを離れる時、彼女に対していろんな意味を含めて3,000ドルを渡しました。

この3,000ドルは必ず彼がまたフィリピンに戻ってくる、結婚資金、結納を兼ねた資金でした。そしてこの3,000ドルを彼女は受け取り、後々世話になる予定だった姉に預けたのです。

フィリピン人にとっての3,000ドルをポンと渡されたら、どれほど気が動転し、家族内がざわつくかは容易に想像できます。年収が10万円以下のフィリピン人が沢山いる中、3年分の生活費を渡されたのと同じ理屈です。

第六話 言葉もわからずにフィリピーナを理解するのは不可能だろう

フィリピン文化

フィリピン到着後、彼女の住む自宅で、フィリピンらしい歓迎を受けた彼です。二人が暮らすには手ごろな部屋でした。殺風景な部屋ではありますが、個室ですので二人のプライベートは確保できます。

食事は元メイドをしていた彼女が作ってくれますので心配ありません。心配はお金と病気でした。彼は統合失調症のため数年間働いていません。ですから大したお金を持っていません。

彼は英語やタガログ語が十分に話せるわけではありませんし、まだ統合失調症の余韻がありますので働けるかどうか微妙です。